マキタカオライフ

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ピンホールメガネと老眼

先日、とある100均で、老眼鏡やらキーホルダーやらが掛かっているラックのいちばん下に、一個だけほこりにまみれておそらく売れ残っていた「ピンホールメガネ」というものを見つけ、説明書きを読むと3分ほどかけていたら近眼も老眼も関係なしによく見えるようになるとか書いてあったので、どうせ100円やしなーということもあり、購入した。
買ったのも忘れていたぐらいで、翌日思い出して試してみたら、なんと、ここ一年ほど見えにくくなっていた小さい文字がわりとはっきり見えるではないか。
なんじゃこれはということで、検索してみたら、安いものでも700円ぐらいして、その原理は、目に取り込む光を細くして焦点の深度を深くすることで見えやすくなるということらしい。
小さい穴がたくさん空いたそのメガネをかけるとよく見え、はずすとぼやける。けっこうすごい、このメガネ。
老眼というのは(近眼もそうかもしれないが)、焦点をあわせる随意筋の衰えということらしく、光を取り入れてそれに感応してそして認識するという、基本的な機能の衰えということではない、そして、レンズをつかわなくても光の加減だけでクリアに見えるということは、これは訓練によってなんとか、どうにかなるかもしれない、さらにその訓練というのも、目のどこかを鍛え直すのではなく、見える状態を目に思い出させるという感じでいいのではないかと思いつき、そのメガネをかけた感じをもう一度確かめたところ、これは、「脱力」ではないかと。
いままで、眉間に力をいれたり、目を見開いたりしていたのを、逆に半眼みたいな感じで力をいれずにぼやっと見ると、すっとピントがあうではないか。これは驚きだ。
と言いながらも、100パーセント見えるという感じでもなく、まだ半分くらいの感じなので、「訓練」をこれから少し、続けてみたいと思っている。
治ったらすごいな。