マキタカオライフ

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歴史と神話

いわゆる「歴史」というのは、現在に生きる人たちが、過去の書物や記録や、あと遺跡や地層やなんやかんやで、あのころはこうだったんだろうと推測し、どっかで、あのころはこうだったんだと決めて、そういうことにしているだけで、ほんとうにそうだったかどうかはわからないことばかりだと思う。

仮にいまのいまの状況をだれかが記録したものを、500年後に参照したとしてもおそらくほとんどがほんとうではないし、大事なことは隠蔽されていることだろう、おそらく。

そういう意味では、500年前のことも、1000年前のことも、あまり分かったつもりにならないほうがいいだろう。100年前のことさえも。

で、さまざまな記録があるなかで、「神話」というのも、過去の記録であるのにも関わらず、歴史扱いされず、単なるお話、フィクション、寓話、あるいは神様、宗教のこと、と決めつけられているのはなぜだろう。というか、現在の常識から考えて荒唐無稽すぎるから、であるだろうが、たとえば5000年前も今現在と同じ地球環境であったかどうかもわからないわけで、その決めつけは拙速に過ぎるのではないか。

前にも書いたと思うが、もし、重力が今よりも小さければ、恐竜はいまのトカゲのように素早かったのかもしれないし、ペンギンや駝鳥は空を飛んでいたのかもしれない。人間にもそういう動きができたかもしれないし、今では考えられない能力を持っていたかもしれない。

ということで、いわゆる「神話」が現実にあったことかもしれないという想像、仮定することは、「歴史」がすべてほんとうのことであったというのと同じくらい可能であると思う。