不良3
かなり前に挙げたテーマだが、続き。
禁止されていることをすること。
18歳未満、あるいは未成年に禁止されていることって、そんなに禁止するほどのことかな。
禁止するからよけいにやりたくなるんであって、底辺の潜在的な需要を増やすためにあえて禁止しているのではないか。
酒、たばこ、パチンコ、その他。
禁止されていることをやると、他者はそのひとのことを畏れる。
畏れられたい、すごいと思われたいという欲求を満たすことができる。
常識(禁じられていることをしないということ)を守らないことの動機はこういったことだろう。
未成年にかぎらず、こういう傾向は少なからずあるというか、けっこう多いと思う。
その、程度の差も様々だろうが、車の運転とかもそうだろうし、大きな話では、国と国との戦争に至る過程も、そういう欲求、感情のやりとりがエスカレートした結果、というふうにも思う。
人間社会のけっこうたいへんな問題は、ちょっとした人間の感情の種子がやがて成長し、というようなことのような気がする。
単位が、家族であろうと国であろうと、人間がやっているんだから、だいたい同じようなことなんだろう。