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マキタカオ ライフ

日々の考察と記録 It's Life, And Life Only

逃げる、牙を剥く、噛み付く

人間以外の動物は、わが身が危険なとき、まず、逃げる。
追いつめられてしまったら、牙を剥き、最後には噛み付く。
(以下、噛み付く、は文字通り、歯で噛み付くという意味で)
たとえ小動物でも、本気で牙を剥かれたら、かなり怖い。

人間は、いざとなっても逃げなかったりする。
牙を剥くこともあまりないし、実際に口で噛み付いたりすることもない。
(わりと最近、泥棒に立ち向かい、相手の指に噛み付いた人がいたが)

困難にぶちあたっても、逃げないで立ち向かうことが、美徳とされる。
トラブルを解決することが、大人の振る舞いとされる。
危険がふりかかってきても、暴力で対抗しないほうが、上品だとされる。
まして、噛み付く、など、とんでもない、思いつきもしない、と。

人間は本能を忘れている、というか、抑えこんでいる。
押さえ込んでいることが、たくさんある。
人間社会に生きるには、そうしなければならないと、思い込んでいる。

敵などいない、と昨日書いたが、みんながそういうのを共有できればいいが、いまのところはまだまだそうはいかない。
権力を行使したがる輩は少なからずいる。
まず、逃げることがいちばんだ。
それでも追いつめられてしまったときは、自分自身の持っている牙のことを思い出す。
いつでも噛み付く用意がある、ということを確認する。
そして最後の最後には、本気で噛み付く、命がけで。
たぶん、体格、力の差も関係ないだろう。格闘技の経験もあまり関係ない。
(なんせどんな格闘技でも、噛み付きは反則、禁じ手だから)

で、なにと言いたいのかというと、人間関係の基本として、ひとりひとりそれぞれみんな、牙を実は持っているんだということ、ずかずか入りこんでいったり、押さえつけたり、追いつめたりしないで、それぞれがそれぞれを畏れるべきであるということ、言い方を替えれば、敬うべきであるということ、かな。

だから、たとえば、「オレをなめんなよ」ということがあったら、その相手とか、もっと言えば、オレ以外のすべての人間がみんなそれぞれ同じように「オレをなめんなよ」と思っているかもしれない、という想像力とか、謙虚さというか、
なんかそういうことを言いたいのだが。

なんかどうも、最近とくに、ずけずけと物をいい、ずかずかと侵入、という例が多いように思う。
反論せず、黙っているからといって。

とりあえずは逃げますけども、それ以上追いつめてくるなら、ガブッといきまっせ、という覚悟、自覚。
たぶん、「抑止力」というものは、人間個人の単位にある。

と、またもやシリメツレツな感じで。