人間関係 距離と立場7
団体、組織、会社や国も、じつは無い、と書いた。
実体がない。
あるのは、取り決め、概念、もっと言えば、名称、固有名詞。
そして、人々の集まり、のようであるが、じつはその意思はひとりかふたりのものである。
個人個人には、肉体、ボディという実体がある。
おそらく意思、意識は、それぞれの肉体に対してひとつずつ、ある。
(とりあえず、肉体の五感、六感を意識できる意思として)
荒っぽく言うと、組織も個人も、意思の出どころの単位は変わらない。
(ひとつかせいぜいふたつ)
今日の日本の状況、様々な問題が、国をはじめいろんなエリア(なになに地方とかなに県とかなに市とか)で、解決されずに、ある。
これらは、場所、時、原因、経緯、結果など、それぞれ違うものなので、当然ひとつひとつ別のものと考えるのが普通だろうが、一度ここで、この様々な問題のすべてを、ひとりの人間から出ているものと仮定して考えてみる。
すると、なんとなく、すべての共通点が見えてくる。
大声、お金、暴力。
成り行きまかせ、行き当たりばったり、ご都合主義。
無責任、責任転嫁、自己保身。
論理の矛盾、すり替え。
ごり押し、無理強い。
などなど。
おそらく、日本だけではなく、世界的なものだろう。
個人の、個々の、問題であるともいえる。
そうとう、やばい(本来の意味合いで)。