マキタカオライフ

It's Life and Life Only

Highway 61 Revisitedの訳について

Kill me a sonは、私を殺せという命令形と a sonという呼びかけ。
神が神の子に対し ひとりの息子、と呼びかけている。
エイブラハムは最初とりあわなかったが、神が自分の名前を呼んだときから、その呼びかけを神だと認識し、恐れた。

無意味な言葉遊びのような詩だが、死や貧困、わびしさ、悲しみ、犯罪、身分の違い、物質社会、親子関係、そして争いごと、戦争までのあらゆる混沌を飲み込んでしまう「Highway 61」に、何を託すのか、あるいは何も託さないのか、まさに哲学的と言っていい、深いものがあるように思う。復唱するたびに、いろんなことが沸きあがってくる。